二ッ梨村(読み)ふたつなしむら

日本歴史地名大系 「二ッ梨村」の解説

二ッ梨村
ふたつなしむら

[現在地名]小松市二ッ梨町

西は矢田野やたの村、北は下粟津しもあわづ村・はやし村・戸津とづ村に接し、平地丘陵の境にある。大永五年(一五二五)越前藤島超勝ふじしまちようしよう寺が当地に坊舎を移したというが(加賀市史)、これは照厳しようごん(現福井県金津町)跡地といわれる(石川県史蹟名勝調査報告)。照厳寺は天正三年(一五七五)から元和三年(一六一七)まで当地にあったという(小松市史)正保郷帳では高三四一石余、田方一三町余・畑方九町八反余、新田高一一二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android