了性寺(読み)りようしようじ

日本歴史地名大系 「了性寺」の解説

了性寺
りようしようじ

[現在地名]西尾市西浅井町 干地

西浅井にしあさい町の北端矢作川に臨む丘にある。雲母山と号し、法華宗陳門派。寺伝によると、康正三年(一四五七)に没した日広大徳を開祖とする。浅井東城に拠った大津土左衛門宗常が帰依した。了性寺過去帳に「同六年癸亥十月西三河一向宗の徒一揆の時、宗常もまた舎兄吉明及び夏目・乙部・久留等とともに額田郡野場の城をまもる」と記すように、永禄六年(一五六三)三河一向一揆には一味とともに野場のば(現額田郡幸田町)の城に立てこもる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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