亀ヶ崎遺跡(読み)かめがさきいせき

日本歴史地名大系 「亀ヶ崎遺跡」の解説

亀ヶ崎遺跡
かめがさきいせき

[現在地名]豊岡市福田 向山など

円山まるやま川の支流大浜おおはま川と奈佐なさ川に囲まれた標高約六五メートル、比高約五〇メートルの山塊突端部に立地。弥生時代中期後半の高地性集落跡のほか五世紀中葉―六世紀後半にかけての円墳八基が確認されており、中世の砦跡もある。昭和五五年(一九八〇)と翌五六年に発掘調査が行われ、弥生時代の竪穴住居跡一棟が中世砦の主郭中央付近の下部から発見された。砦の造成に際して上部が削平され、遺存状況は悪い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android