乞目・恋目(読み)こいめ

精選版 日本国語大辞典 「乞目・恋目」の意味・読み・例文・類語

こい‐め こひ‥【乞目・恋目】

〘名〙 すごろくなどで、出てほしいと思っている賽(さい)の目。「乞い」を「恋」にかけていうこともある。
幸若・和田宴(室町末‐近世初)「楊貴妃のこひめに、重三をこはれたり」
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)下「こひめ打つ方や何処ぞ賽(さい)投げて我に教へよ行きて打たなん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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