乗戒(読み)じょうかい

精選版 日本国語大辞典 「乗戒」の意味・読み・例文・類語

じょう‐かい【乗戒】

〘名〙 仏語。乗は大乗小乗の教え、戒は身心の悪を浄除する制法。教えにより修行して智慧をみがき、よく戒法を守ることを「乗戒倶に急なり」といい、乗戒倶急の人は人天果報を得るという。
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下「乗戒倶急の僧樹下に坐して、既に証する事を得て年久し」 〔法華文句‐序〕

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