久瀬村(読み)くぜむら

日本歴史地名大系 「久瀬村」の解説

久瀬村
くぜむら

面積:九四・八〇平方キロ

郡の中央に位置し、東から南にかけては谷汲たにぐみ村・揖斐川いびがわ町・春日かすが村、西は坂内さかうち村、北は藤橋ふじはし村、北東は本巣もとす根尾ねお村と接する。一帯は伊吹山地で、北の雷倉かみなりくら(一一六八・六メートル)花房はなぶさ(一一八九・五メートル)権現ごんげん(一一五七・八メートル)、南西の貝月かいづき(一二三四・三メートル)などの高山が連なる。これらの水を集めて揖斐川が南東流し、同川沿いに国道三〇三号が通る。村の一部は揖斐関いびせき原養老はらようろう国定公園。近世は現村域に揖斐川右岸に池田いけだ郡四村、同左岸に大野郡四村があり、大垣藩領として推移する村が多かった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報