伊吹山地(読み)イブキサンチ

デジタル大辞泉 「伊吹山地」の意味・読み・例文・類語

いぶき‐さんち【伊吹山地】

岐阜滋賀県境南北に走る山地最高峰南端に位置する伊吹山東側西側断層崖南側関ヶ原を経て鈴鹿すずか山脈へと続く。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊吹山地」の意味・わかりやすい解説

伊吹山地
いぶきさんち

滋賀・岐阜県境にある山地。最高峰は伊吹山。花崗岩(かこうがん)および古生層の砂岩粘板岩が主で、東西は断層崖(がい)、南は関ヶ原狭隘(きょうあい)部で鈴鹿(すずか)山脈対峙(たいじ)している。北西へは金糞(かなくそ)岳、横山岳へ連なり福井県境へと続く。伊吹山を中心として伊吹県立自然公園をなし、キャンプ場、スキー場、関ヶ原古戦場城跡などがある。

高橋誠一


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊吹山地」の意味・わかりやすい解説

伊吹山地
いぶきさんち

滋賀・岐阜県境にある地塁山地。古生層の砂岩,花崗岩,粘板岩などから成り,土蔵岳 (1008m) ,金糞岳 (1317m) などの峰が南東方向に連なる。南端は最高峰の伊吹山 (1377m) で限られ,関ヶ原地峡にいたる。西斜面の杉野川上流域の土倉にはかつて銅鉱山があった。東斜面は揖斐川の谷。山地の横断交通はわずかに八草越 (国道 303号線) が知られるのみ。

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世界大百科事典(旧版)内の伊吹山地の言及

【伊吹山】より

…滋賀県と岐阜県の県境を南北にのびる伊吹山地の主峰で,標高1379m。地質は古生代石灰岩よりなり,山麓の古生層は石灰岩が少ない。…

※「伊吹山地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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