久居島村(読み)ひさいじまむら

日本歴史地名大系 「久居島村」の解説

久居島村
ひさいじまむら

[現在地名]掛川市久居島

原野谷はらのや川の支流西之谷にしのや川の谷間にあり、南は高山たかやま村・正道まさみち村。久井島とも書く。文禄二年検地高目録に「原谷之内ひさい嶋」とみえ、高三八石余。元和五年(一六一九)以降は掛川藩領。慶長九年(一六〇四)八月の西ノ谷久井島村御検地帳(塩沢家文書)が残る。正保郷帳では田方一九石余・畑方六石余。文政一二年(一八二九)の御高等書留によると御用筒一・猟師鉄砲一・威鉄砲一があり、高三四石余(うち新田八石余)、毛付高二三石余の納辻米四三俵余・大豆四俵余、家数三三(本家三一・柄在家二)・人数一七五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android