久住町(読み)くじゆうまち

日本歴史地名大系 「久住町」の解説

久住町
くじゆうまち

面積:一四二・八七平方キロ(境界未定)

現直入郡の中央に位置し、北は玖珠くす九重ここのえ町と大分郡庄内しようない町、東は直入町、南は竹田市、西は熊本県阿蘇郡産山うぶやま村・小国おぐに町に接する。町域の北部は九重くじゆう連峰の久住山(一七八六・八メートル)大船たいせん(一七八七・一メートル)くろ(一五八七メートル)などの高山が連なり、中部は久住高原をはじめとした山麓高原、南部は標高四九〇―九〇〇メートルの高冷地で、この地域に集落が散在している。古代は直入郡朽網くたみ郷に属したとみられる。中世朽網郷を領した朽網氏は、有氏の山野ありうじのやまの城に拠った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報