丸田南里(読み)まるた なんり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丸田南里」の解説

丸田南里 まるた-なんり

1851-1886 明治時代の社会運動家。
嘉永(かえい)4年生まれ。幕末長崎の商人グラバーにさそわれイギリスに密航し,明治8年郷里の鹿児島県奄美(あまみ)大島にかえる。県の保護下にある鹿児島商人を中心とする大島商会の砂糖売買独占に反対して砂糖勝手売買運動をおこし(勝手世騒動),奄美の解放に貢献した。明治19年4月19日死去。36歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android