中野原新田村(読み)なかのはらしんでんむら

日本歴史地名大系 「中野原新田村」の解説

中野原新田村
なかのはらしんでんむら

[現在地名]下田村中野原

笹岡ささおか新田村の西、長沢ながさわ村の東に位置する。正保国絵図では高二四石余。正保(一六四四―四八)初年の物成高を記した「初免石」(「村松小史」渡辺芳江氏蔵)は一一石三斗・家六戸。その後も開発は続けられ、三組役成帳(藤田稔氏蔵)によると享保七年(一七二二)牛野尾うしのお村・長沢村肝煎らによって新田一〇町歩余が開発されたが、資金不足から困窮し、のち藩営となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報