中袋小路(読み)なかふくろこうじ

日本歴史地名大系 「中袋小路」の解説

中袋小路
なかふくろこうじ

[現在地名]酒田市本町ほんちよう二丁目

鉤形の町で、東は山椒さんしよう小路、南は最上川まで。小路名は道が袋状であることに由来する。河岸八町の一つで、舟運に従事する者や問屋が軒を並べている。明暦二年(一六五六)の酒田町絵図(大泉叢誌)に小路名がみえ、長さ三〇間・幅四間、屋敷一四軒。天和三年(一六八三)の酒田町割家数人数書上(鶏肋編)では町域は一町、家数二六・人数一六〇。元禄六年(一六九三)に参勤交代御用船の船頭を三人が勤めた(「御召船之覚」伊東文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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