中村苑子(読み)なかむら そのこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村苑子」の解説

中村苑子 なかむら-そのこ

1913-2001 昭和後期-平成時代の俳人
大正2年3月25日生まれ。高柳重信の妻。昭和24年「春灯」に入会,久保田万太郎師事。33年高柳らと「俳句評論」を創刊三橋鷹女(みつはし-たかじょ)に傾倒し,老いや死をテーマに女性の情念をうたう。50年第1句集「水妖詞館」を刊行し,同年現代俳句協会賞。平成6年「吟遊」で詩歌文学館賞,蛇笏(だこつ)賞。平成13年1月5日死去。87歳。静岡県出身。日本女子大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android