中岡本村(読み)なかおかもとむら

日本歴史地名大系 「中岡本村」の解説

中岡本村
なかおかもとむら

[現在地名]河内町中岡本

上岡本村の南に位置し、東部を西鬼怒川・鬼怒川が南流する。中世には一帯に岡本郷が成立し、近世には小森こもり河岸が開設された。西方の丘陵地帯に岡本城跡がある。東西七五メートル・南北六五メートルの本丸をはじめ、土塁・空濠跡などが残る。「那須記」には宇都宮国綱に従った者のなかに、岡本城主岡本美濃守がみえる。元和六年(一六二〇)に分郷し、中岡本村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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