並柳新田(読み)なみやなぎしんでん

日本歴史地名大系 「並柳新田」の解説

並柳新田
なみやなぎしんでん

[現在地名]広神村並柳

破間あぶるま川右岸へ和田わだ川が合流する三角地帯中央にある。北は岩下いわのした村、東は三池みいけ村、南は黒鳥くろとり新田、西は山口やまぐち村に続く。正保国絵図に村名がみえる。天和三年郷帳では高七四石余。寛保三年(一七四三)の村明細帳(関矢道太郎氏蔵)によると、出作・入作の多い村であった。また縮は堀之内ほりのうち(現堀之内町)で売り、蝋漆は堀之内村の大割元へ納めた。家数一八、男三五・女四二。年不詳の糸魚川領魚沼郡二十三ケ村御水帳写(石野武教氏蔵)では田六町余・畑一町三反余、漆木六本と青苧畑一畝余を記す。修験吉祥院、白山権現八幡宮と十王堂が記され、家数一九、男五五・女四七・山伏一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android