世知弁(読み)セチベン

デジタル大辞泉 「世知弁」の意味・読み・例文・類語

せち‐べん【世知弁】

[名・形動ナリ]
八難の一である「世智弁聡」の略》世渡りの知恵にたけていること。また、そのさま。
「内々は―にて、心まさなく厳しく精練なりけるままに」〈米沢本沙石集・三〉
勘定だかいこと。けちなこと。また、そのさま。
小笹に露のたまられぬ始末算用―も人にこそよれ」〈浄・油地獄

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