丑寅神社(読み)うしとらじんじや

日本歴史地名大系 「丑寅神社」の解説

丑寅神社
うしとらじんじや

[現在地名]庄原市本町

西城さいじよう川の南方上野うえの池畔いけたお山に鎮座祭神は伊弉諾尊・素盞嗚尊・吉備津彦命三輪明神(大物主大神)を同殿に祀ったので二社名を称し、「芸藩通志」には「うしとら神三輪神社」とあるが、明治四年(一八七一)三輪大明神を相殿とし、丑寅神社とした。旧村社。

三輪明神は、もと庄原村内字河原かわはらに鎮座したとされ、大神おおみわ神社を一般に三輪明神と称するので、「三代実録」貞観三年(八六一)一〇月二〇日条に「備後国正六位上大神々、天照真良建雄神並授従五位下」とある大神神社にあてる説(比婆郡誌)もあるが不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報