不絶(読み)たえず

精選版 日本国語大辞典 「不絶」の意味・読み・例文・類語

たえ‐ず【不絶】

連語〙 (動詞「絶える」の未然形に助動詞「ず」の連用形が付いたもの。後世副詞として扱う) ある動作が止むことなくひき続いて行なわれているさま。常に。いつも。間断なく。
万葉(8C後)二〇・四五〇九「はふ葛の多要受(タエズ)偲はむ大君の見(め)しし野辺には標(しめ)結ふべしも」
土左(935頃)承平五年一月二五日「海賊おひくといふこと、たえずきこゆ」

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