下麻村(読み)しもあさむら

日本歴史地名大系 「下麻村」の解説

下麻村
しもあさむら

[現在地名]高瀬町下麻

高瀬川の上流に位置し、北東大麻おおさ山を望む。上麻村の北西にある。同村とともに麻村に含まれたが、「西讃府志」によれば延享三年(一七四六)上下に分村。下麻村の広さは東西一二町二〇間・南北四町。高七七〇石余、反別は七〇町三反余、うち畑一二町二反余・屋敷三町四反余。家数二七二・人数一千八、牛九六・馬一八。山林五五町余、池は緒子付おこつけ(周囲六町二〇間、漑田五町七反余)九頭神くずがみ(周囲五町、漑田一二町二反余)僧頭そうず池など二一。池宮いけみや八幡宮(祭礼八月一五日、社僧歓喜院)、三所権現祠、歓喜かんぎ(現真言宗善通寺派法蓮寺)光照こうしよう(現浄土真宗本願寺派)仏厳ぶつごん(同派)、薬師堂などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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