下頭巾(読み)したずきん

精選版 日本国語大辞典 「下頭巾」の意味・読み・例文・類語

した‐ずきん ‥ヅキン【下頭巾】

〘名〙 天保一八三〇‐四四)の頃から火事場用として用いられた頭巾。木綿袷(もめんあわせ)製で、左右の垂れ布で頬(ほお)をつつみ、火、寒風などを防ぐようになっている。多く猫頭巾の下に用いる。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報