下里添村(読み)すんだていすういむら

日本歴史地名大系 「下里添村」の解説

下里添村
すんだていすういむら

[現在地名]城辺町下里添しもざとそえ

西里添にすだていすうい村の北西にあり、南は砂川うるか村、西は野原ぬばり(現上野村)に接する。方音ではスンダティスイ。砂川間切下里村(現平良市)に従属する村として名子や寄人によって形成された。一八九二年(明治二五年)佐事川さずがー・うずら嶺(ウッザンミ)更竹ざらつき与那原ゆなばり花切ぱなきしやの五集落を本村から分離して当村を構成、村番所を更竹に設置する。村分けの祝として本村から二頭の獅子が贈られたという。のち当村では毎年旧暦八月一五日に豊年祭を催し、ブンミャー(村番所)獅子舞を奉納するならわしになったという。一九〇八年当村は字下里添となり、二一年(大正一〇年)上区かみくと下区に分けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android