下触村(読み)しもふれむら

日本歴史地名大系 「下触村」の解説

下触村
しもふれむら

[現在地名]赤堀町下触

多田山ただやま丘陵の西麓を南流するかつら川がかす川に合流する地域の左右両岸に位置、東は今井いまい村、西北勢多せた東大室ひがしおおむろ(現前橋市)、南は波志江はしえ(現伊勢崎市)など。元和八年(一六二二)検地帳(今井区有文書)によれば反別一三町五反余、うち中田五反・下田六町三反余・下々田二反・起田三反余、上畠三反余・中畠六反余・下畠三町二反余・起畠二町一反余。名請人三八。寛文郷帳では田方八〇石余・畑方六六石余・林高一四石余、旗本牧野領。元禄郷帳では旗本牧・松下領の二給。近世後期の御改革組合村高帳では旗本牧・松下・平岡領の三給、家数五〇。慶応三年(一八六七)新田開発に伴う本田の用水確保に関する議定書(須藤文書)によれば、新田の用水は本田の余り水を利用して田植をするように取決められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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