下石戸下村(読み)しもいしとしもむら

日本歴史地名大系 「下石戸下村」の解説

下石戸下村
しもいしとしもむら

[現在地名]北本市下石戸下・本町ほんちよう一―三丁目・中央ちゆうおう一丁目・二ッ家ふたつや一丁目・同三―四丁目・みどり

本宿もとじゆく村の南にある。ほぼ中央を川が開析谷をつくりながら南へ流れ、東境を中山道が南東から北西へ通る。村内に西の下石戸上村の飛地を多くかかえ、両村域は錯雑する。足立郡石戸領に属する(風土記稿)。天正一八年(一五九〇)牧野康成に宛行われた石戸領五千石の地に含まれ、同年九月七日の伊奈忠次知行書立(「牧野系譜」京都府舞鶴市立西図書館蔵)に「一、石戸八幡原、そうしき」とある「そうしき」は、字蔵引ぞうしき(「風土記稿」では雑敷)に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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