下目黒村(読み)しもめぐろむら

日本歴史地名大系 「下目黒村」の解説

下目黒村
しもめぐろむら

[現在地名]目黒区目黒一―四丁目・下目黒一―六丁目・三田みた二丁目・中町なかちよう一丁目

目黒川の中流、目黒台上に展開し、村の南端を支流羅漢寺らかんじ川が流れる。北は中目黒村。初め幕府領であったが、寛永九年(一六三二)芝増上寺に寄進され(目黒区史)、同寺領として幕末に至る(旧高旧領取調帳など)。田園簿では高七三三石余の増上寺領目黒村が一村で記載されていることから、元禄期(一六八八―一七〇四)までに上・中・下の三ヵ村に分村したと考えられているが(目黒区史)、増上寺寄進に伴ってすでに「武蔵国荏原郡下目黒村検地水帳」が作成されていたとされ、詳細は不明(目黒区大観)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報