下田金山(読み)げだかねやま

日本歴史地名大系 「下田金山」の解説

下田金山
げだかねやま

[現在地名]上市町下田

越中七金山の一つ。早月はやつき川上流の山間部段丘上に位置する。天正二年(一五七四)金山が発見され開発されたという。金山開坑とともに山師たちの屋敷が増えた。元和年間(一六一五―二四)に最盛期を迎え、同二年には運上高は一五枚(金一五〇両か)に達した。以後、寛永一六年(一六三九)には金一一両、明暦三年(一六五七)以降銀高となり、万治三年(一六六〇)まで五〇〇匁、寛文年間(一六六一―七三)は二貫三〇〇匁、延宝年間(一六七三―八一)は四四四匁、天和年間(一六八一―八四)は八〇匁(未納分があると思われる)、貞享年間(一六八四―八八)は三三三匁、元禄年間(一六八八―一七〇四)は五〇四匁、宝永年間(一七〇四―一一)は一六一匁であった(宝永六年「新川郡金銀山六ヶ所并長棟鉛山共運上帳」越中鉱山雑誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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