下河東村
しもがとうむら
[現在地名]玉穂町下河東
甲府盆地中央部、笛吹川右岸に位置し、東は成島村、南は町野田村、西は上三条村。村内を空穂川が南に流れる。中世は河東郷のうち。慶長古高帳では高一千八四四石余、幕府領、ほかに権現領一石余・天神領一石余がある。貞享二年(一六八五)の検地帳(中巨摩郡志)では田八九町一反余・畑一〇町六反余・屋敷四町七反余、ほかに永源寺朱印地一千二八〇坪、黒印地として天神領一石余・熊野権現領一石余・陽春院二一〇坪・正行寺一九〇坪などがある。享保九年(一七二四)には上飯田代官支配。天保三年(一八三二)頃甲府代官から石和代官支配となる(甲州代官付)。文久二年(一八六二)頃には石和代官支配。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報