下水原村(読み)しもみずはらむら

日本歴史地名大系 「下水原村」の解説

下水原村
しもみずはらむら

[現在地名]福島市松川町まつかわまち水原みずはら

水原村の南、水原川右岸に位置。近世初期は水原村として推移したが、延宝元年(一六七三)に分村して成立したとされる(信達二郡村誌)領主変遷八丁目はつちようめ村と同じであったが、寛政元年(一七八九)越後新発田藩領、文政一三年(一八三〇)幕府領、天保四年(一八三三)二本松藩領となり幕末に至る。古高新高帳によれば、幕府検地による新高一千九九石余。天保四年の村明細帳(福島市史)では田八七四石余・六八町余、畑二二五石余・三四町一反余。稲作は一毛作で、畑では大麦・小麦・荏・蕎麦・粟・稗を作る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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