下手げ(読み)へたげ

精選版 日本国語大辞典 「下手げ」の意味・読み・例文・類語

へた‐げ【下手げ】

〘形動〙 (「げ」は接尾語)
① 下手らしいさま。いかにも下手なさま。
史記抄(1477)二「辞が質朴なればへたけなものぢゃが、質にはあれども俚はないぞ」
② 見苦しいさま。卑しげなさま。
御伽草子鴉鷺合戦物語(室町中)「山烏太郎計会の姿をみて、『へたげのなりや、凡卑のかかりや』と目を引き鼻を引きて云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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