下小川町(読み)しもおがわちよう

日本歴史地名大系 「下小川町」の解説

下小川町
しもおがわちよう

上京区小川通中立売下ル

南北に通る小川通の両側町。南は上長者町かみちようじやまち(旧土御門大路)

平安京の条坊では左京北辺二坊南東の地で、平安中期以降は土御門大路西洞院つちみかどおおじにしのとういん大路西の地。

中昔京師地図は、当地辺りに「常徳、常院」と記し、「長興宿禰記」文明七年(一四七五)八月二五日条に「今日於常徳院小川新造御所南側転経之儀、日野前内府勝光右少弁政光贈一品三十三回忌被作善、今日先有此事、当彼院以方半町禅所号常光庵彼所、一切経被之、僧衆三百五十人、云云」とあり、常徳院と常光庵があったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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