下大沼村(読み)しもおおぬまむら

日本歴史地名大系 「下大沼村」の解説

下大沼村
しもおおぬまむら

[現在地名]真岡市下大沼・松山町まつやまちよう

鬼怒川左岸平坦地とその東方に続く段丘上にまたがり、南は加倉かくら村。古くは大沼村・上大沼村と一村をなし、それら両村および粕田かすだ村などの間に各村の多くの飛地が錯雑している。享禄二年(一五二九)二月一〇日および同五年八月一〇日の某充行状(石川文書)に「中村之庄下青沼」とみえ、石川左京進に恩賞として五貫文、抱分として一間一町分の地が与えられており、下青沼しもあおぬまは下大沼のことと考えられるが、この二通の文書には研究の余地がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android