下士・下子(読み)かし

精選版 日本国語大辞典 「下士・下子」の意味・読み・例文・類語

か‐し【下士・下子】

〘名〙
教養、品性の低い人。
※拾玉得花(1428)「仮令、雑木なんどの花をば、田夫、野人等の面白と見ん事、是、下子(カシ)の見風なるべし。上三花を面白やと見んは、上子の見風也」 〔老子‐四一〕
身分の低い武士。⇔上士
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉一二「兵卒より下士、上士、佐官将官に上るなり」 〔孟子‐万章・下〕
③ 「かしかん(下士官)」の略。
※軍制綱領(1875)〈陸軍省編〉一「軍人の内将校下士及び右同等の輩を称して之を武官と云ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android