下古内村(読み)しもふるうちむら

日本歴史地名大系 「下古内村」の解説

下古内村
しもふるうちむら

[現在地名]常北町下古内

藤井ふじい川が村内のほぼ中央を流れ、人家両岸のわずかな平地に散在する。東は磯野いその村。村内の大部分は標高一〇〇―一五〇メートルの山地をなす。宇都宮街道は勝見沢かつみざわ村から当村内を通り上古内村へ向かう。笠間街道は勝見沢村から当村の字仲郷なかごうに至り、ここで宇都宮街道と分れ、中山なかやま峠を越えて大橋おおはし(現笠間市)に向かう。

もと古内村一村で、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「古内村」とみえる。同一八年の検地の際に上下二村に分れ、寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)に「下古内村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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