下出雲寺跡(読み)しもいずもじあと

日本歴史地名大系 「下出雲寺跡」の解説

下出雲寺跡
しもいずもじあと

応仁の乱頃まであった寺。中古京師内外地図には現京都市上京区藪之内やぶのうち町辺りに「下出雲寺大伽藍、鎮守御霊社」とあり、下御霊しもごりよう神社(現京都市中京区)神宮寺であった。「菟芸泥赴(貞享元年刊)や「山城名跡巡行志(宝暦四年刊)も所在を「町通鷹司の北、御霊の地」また「町尻勘解由小路」と記す。延長四年(九二六)三月一四日の出雲寺記(山城名勝志)では、「出雲寺」(上出雲寺と下出雲寺の総称)は最澄の開基と記すが、古今為家抄(山城名勝志)には「出雲前司成季と云者の建立也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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