下佐ヶ野村(読み)しもさがのむら

日本歴史地名大系 「下佐ヶ野村」の解説

下佐ヶ野村
しもさがのむら

[現在地名]河津町下佐ヶ野

矢野やの村の西、河津川の中流左岸に位置する。文禄三年(一五九四)九月四日の葛見庄河津之内佐我野之村御縄打水帳(下佐ヶ野区有文書)によると田方九町三反余・畑方六町六反余・屋敷八反余。江戸時代の領主の変遷は笹原ささはら村と同じ。元禄郷帳によると高一八四石余。享保二〇年(一七三五)村差出帳(下佐ヶ野区有文書)では田方一二五石余・畑方五五石余・屋敷八反余、家数四九・人数二一〇、馬一七・牛二八、畑作大麦・粟・稗・大根など、農間には天城あまぎ山よりの雑木を伐り出し、薪や炭を売った。宝暦四年(一七五四)以降の年貢割付状(同文書)には茶畑上木年貢、蜜柑運上が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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