上香貫村(読み)かみかぬきむら

日本歴史地名大系 「上香貫村」の解説

上香貫村
かみかぬきむら

[現在地名]沼津市上香貫・黒瀬町くろせちよう市場町いちばちよう吉田町よしだちよう御幸町みゆきちよう三園町みそのちよう住吉町すみよしちよう本郷町ほんごうちよう南本郷町みなみほんごうちよう玉江町たまえちよう中瀬町なかせちよう中原町なかはらちよう西島町にしじまちようやま下町したちよう

狩野かの川下流の左岸に位置し、南は下香貫村・我入道がにゆうどう村で、村の北から西を流れる狩野川を挟んで北は日吉ひよし村、東は沼津町。東部には香貫山がそびえる。村内は元組・平方・三十郎さんじゆうろう新田などに分れ、郷村帳類では三十郎新田を別村として扱うこともあった。当村および下香貫村の一帯中世には香貫郷として推移した。慶安元年(一六四八)以降は幕府領であったが、宝永三年(一七〇六)相模荻野山中藩領、安永六年(一七七七)沼津藩領となり、同藩領で幕末を迎える(安永六年「村明細帳」楊原村沿革誌、旧高旧領取調帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報