上釜口村(読み)かみかまくちむら

日本歴史地名大系 「上釜口村」の解説

上釜口村
かみかまくちむら

[現在地名]三富村上釜口

笛吹川最上流部の右岸に位置し、同川を挟んで東は川浦かわうら村、南は下釜口村。万力まんりき筋の北端の村で、北の雁坂かりさか峠を越えると武蔵国に至る。慶長古高帳には釜口村とみえ、幕府領。承応元年(一六五二)年貢割付状(下釜口区有文書)には釜口村とみえ、同三年の年貢割付状(同文書)には下釜口村とあるのでこの頃分村したとみられる。元禄郷帳では甲府家領。宝永元年(一七〇四)以降の領主の変遷は下荻原しもおぎはら村に同じ。貞享元年(一六八四)検地帳(県立図書館蔵)に上釜口村とみえ、高二〇石余、反別は上畑二反余・中畑七反余・下畑一町六反余・下々畑一町五反余・山畑一町四反余、屋敷数二六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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