上越戸新田村(読み)かみこえどしんでんむら

日本歴史地名大系 「上越戸新田村」の解説

上越戸新田村
かみこえどしんでんむら

[現在地名]宇都宮市越戸町こえどまち

北・東・南の三方上平出かみひらいで村に囲まれ、西は今泉いまいずみ村と接する四方山林続きの純農村。寛文一〇年(一六七〇)江戸の町人井筒屋源右衛門が請負い上平出村原野を開拓、延宝六年(一六七八)の新田改めには六〇町歩が開拓されていた(「上平出村新田開縄入覚」平出英夫文書)近世を通じ宇都宮藩領で、元禄郷帳に上平出村枝郷とあり、高九石余。正徳年間(一七一一―一六)の宇都宮領村々諸割物高付覚帳(五月女久五文書)では用水川除往還人馬勤高九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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