上職人町(読み)かみしよくにんまち

日本歴史地名大系 「上職人町」の解説

上職人町
かみしよくにんまち

[現在地名]上越市おお町三―四丁目

大手筋の馬出しから北に延びる東裏町ひがしうらまち(本町通の一筋東)に沿い、南半は両側町、北半は西側のみの片側町で東側は家中屋敷。町の長さおよそ一三六間(高田市史)。西は下呉服しもごふく町・上小かみご町。天和期(一六八一―八四)の調では無役の町で屋敷数七三、名主がいる(頸城郡誌稿)。正徳年間(一七一一―一六)の高田町各町記録(榊原家文書)によると井戸数五六、掘物屋三人・金具屋三人・研屋三人・鞘師一人・鞘師兼塗師屋一〇人・塗師屋一人・柄巻屋三人・乗物屋三人・仕立屋二人・挑灯張り合羽屋三人・挑灯屋三人・筆屋二人・紺屋二人・紺屋の形付け一人・絵師一人・刃物鍛冶一人・箸屋一人・畳屋一人・縫屋一人がいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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