上老袋村(読み)かみおいぶくろむら

日本歴史地名大系 「上老袋村」の解説

上老袋村
かみおいぶくろむら

[現在地名]川越市上老袋

鴨田かもだ村の東、入間いるま川と同川の旧流路(入間川古川)に挟まれた低地に立地。比企郡に属した。田園簿に老袋村がみえ、田高六斗余・畑高二七石余・野高九四石余、川越藩領。この老袋村がまず上老袋・中老袋・下老袋の三ヵ村に分村、さらに元禄(一六八八―一七〇四)頃に川口かわぐち鹿飼ししかい戸崎とざき本宿ほんじゆくの四ヵ村が成立した。諸役負担ほか村政は七ヵ村組合を作り、共同で運営した(風土記稿)。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳に上老袋村がみえ、高七八石余、反別田二町六反余・畑八町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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