上柳沢村(読み)かみやなぎさわむら

日本歴史地名大系 「上柳沢村」の解説

上柳沢村
かみやなぎさわむら

[現在地名]中野市大字柳沢

東に高社こうしや山を負い、西は夜間瀬よませ川と千曲川の合流点となり、西に傾斜した地形水運の便がよい。

信濃国郷帳(元禄一五年)によると、本村は高四九六石三斗六合の上柳沢村と、その枝郷原新田はらしんでん村高二七石一斗八升一合とに分れていたが、天保郷帳以来一村となる。

初出は高梨政頼が天文二一年(一五五二)一二月、上洛のため柳沢に「在京百日之夫」として二人、夫銭ならば一〇貫文を割り当てた某夫役注文案(高梨文書)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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