上打波村(読み)かみうちなみむら

日本歴史地名大系 「上打波村」の解説

上打波村
かみうちなみむら

[現在地名]大野市上打波

九頭竜くずりゆう川の支流打波川の最上流部に広がる山村で、下打波村の北に位置する。打波の名は応仁二年(一四六八)五月一二日付の名預け状(清水家文書)に「下打波惣山」とあり、上下に分れていたと考えられる。村名は慶長八年(一六〇三)五月二三日付の筏乗場の掟書(同文書)にみえる。享保六年(一七二一)七月付の五ケ六ケ村田畑町歩之覚(島田家文書)によれば、高六・八二石、反別一町八反六畝余、うち上畑一町三畝(屋敷とも)・中畑一町三反五畝・下畑四反八畝余。貞享三年(一六八六)福井藩領から幕府領となり、元禄五年(一六九二)以降は美濃国郡上藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android