上大須村(読み)かみおおすむら

日本歴史地名大系 「上大須村」の解説

上大須村
かみおおすむら

[現在地名]根尾村上大須

下大須村の北に位置し、根尾東谷ねおひがしたに最奥で集落は根尾東谷川上流の沿岸山麓にある。当地に土岐氏庶流大須三郎頼兼が住したという(新撰美濃志)正保郷帳によれば畑五八石余・紙桑木高一五石余・山年貢六石余。貞享二年(一六八五)大垣藩内検で村高六九石余となった(大垣藩村々高帳)。当地から西へ折越おりこし峠を越えると、根尾西谷の越波おつぱに出て越前に通じていた。安永九年(一七八〇)の上大須村年貢割帳(若森文書)によれば家数一五・人数八二。すべて高持百姓で、持高最高は六石四斗余、最低は一石四斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android