上丸淵新田村(読み)かみまるぶちしんでんむら

日本歴史地名大系 「上丸淵新田村」の解説

上丸淵新田村
かみまるぶちしんでんむら

[現在地名]祖父江町三丸渕さんまるぶち

東は萩原はぎわら川に接し、南は中丸淵新田村に接する。

「府志」では上丸淵村と記す。枝郷に七屋敷ななやしき寺瀬古てらせこ江北えぎた河並かわなみがある。大字三丸渕字やまごうには土師器須恵器を出土した三丸渕遺跡がある。「寛文覚書」によれば、概高四一六石六斗余で田六町九反二畝余・畑二三町二反八畝余、他に新田が四九石八斗余あり、家数四一、人数二五九、寺は本願寺宗の本立ほんりゆう寺があり、将軍上洛・茶壺道中朝鮮使節通行には人馬役を勤めるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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