上の袴(読み)うえのはかま

精選版 日本国語大辞典 「上の袴」の意味・読み・例文・類語

うえ【上】 の 袴(はかま)

  1. 四幅(よの)仕立ての白の袴。下の袴の上につけるところからいう。礼服、朝服、童女の汗衫(かざみ)装束に用いる。落襠(おとしまち)、膝継(ひざつぎ)、腰の付け方に特色がある。三位以上は表は白綾、裏は紅。紋は三位以上は窠(か)に霰(あられ)若年のときは浮文、壮年以後は固文の藤の丸。四位以下は表は白の平絹、裏は紅の平絹。
    1. 上の袴
      上の袴
    2. [初出の実例]「うへのはかまをかへざまに著、かたしに足二をさし入れて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android