三郷八幡神社(読み)さんごうはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「三郷八幡神社」の解説

三郷八幡神社
さんごうはちまんじんじや

[現在地名]下津町黒田 中尾

旧村社。近世黒田くろだ丸田まるだよろ三村(現下津町)の産土神で、三郷の宮ともいう。本殿大鞆和気おおともわけ(応神天皇)、左殿に住吉すみよし神、右殿に天神(菅原道真)を祀る。勧請時期は不明であるが、社伝によれば久安年間(一一四五―五一)丸田の低地から丁に移され、文明年間(一四六九―八七)現在地に遷座したという。現下津町かみに鎮座する浜中はまなか八幡神社は永仁年間(一二九三―九九)に当社から分祀したという伝承もある。永仁六年一一月一九日の浜中南荘惣田数注進状写(又続宝簡集)に「一反半北庄取 (八幡宮)朝拝田」「二反 大般若田」とあるのが当社の神田であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「三郷八幡神社」の解説

三郷八幡神社

和歌山県海南市にある神社。室町時代後期に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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