三社町(読み)さんじやまち

日本歴史地名大系 「三社町」の解説

三社町
さんじやまち

[現在地名]金沢市三社

三社宮さんじやみやまえの西端から続き、三社山田さんじややまだ町との交点で南へ折れ、三社福留さんじやふくどみ町に続く両側町。長さ一町一五間ほどで(皇国地誌)、東は三社川岸さんじやかわぎし、南は三社九折さんじやつづらおりに接する。三社のほぼ中央部にあり、文政六年(一八二三)までは三社山田町などを含む広い地域を占めていた(「又新斎日録」加賀藩史料)

元禄九年(一六九六)の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)に地子町と記される。文化八年(一八一一)には久右衛門・弥兵衛・卯八・伝右衛門が組合頭、肝煎は甚右衛門、家数二七三。このうち、のちのほぼ三社徳寺前さんじやみんとくじまえ・同福留町と、当町の管轄下にあった同五十人ごじゆうにん町にあたる地域は伝右衛門が組合頭で、家数六四(うち陪臣・藩の小者など三三)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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