三湖台古墳群(読み)さんこだいこふんぐん

日本歴史地名大系 「三湖台古墳群」の解説

三湖台古墳群
さんこだいこふんぐん

[現在地名]小松市月津町・矢田町・矢田新町・蓑輪地方・今江町・四丁町・月美丘・松生町・島町・符津町・矢崎町

加賀三湖(木場潟・柴山潟・今江潟)に囲まれた低丘陵部に分布する古墳群を総称する。前方後円墳五基を含む約二五基が知られており、そのほとんどは六世紀代を中心とする後期古墳で占められている。最も大きい支群は、前方後円墳二基を含む八基から構成される矢田借屋やたかりや古墳群で、ほかに今江御幸塚いまえみゆきづか古墳や矢田野やたのエジリ古墳など須恵質埴輪を伴う前方後円墳も注目されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報