三条大宮町(読み)さんじようおおみやちよう

日本歴史地名大系 「三条大宮町」の解説

三条大宮町
さんじようおおみやちよう

中京区大宮通三条下ル

南北に通る大宮通(旧大宮大路)を挟む両側町及び南西に広がる寺院地。北側を三条通(旧三条大路)東西に通る。

平安京条坊では、左京四条一坊四保一六町東側及び大宮大路上。南西に広がる寺院地は左京四条一坊四保一五町北の地にあたる。当町西側は平安時代中期は、四条後院の域内であった(二中歴)

「東寺長者補任」永享四年(一四三二)六月一五日条に「宮中真言院事始(中略)武家沙汰也(中略)三条大宮長福寺長老大勧進暁推上人」とあり、かつて当地律宗の長福寺があり、「迎陽文宗」には永和三年(一三七七)当寺で山中時氏の七回忌を修したことがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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