三国神社(読み)みくにじんじや

日本歴史地名大系 「三国神社」の解説

三国神社
みくにじんじや

[現在地名]三国町山王

祭神は継体天皇・大山咋おおやまくい命。旧県社。「延喜式」神名帳に載る坂井さかい郡三国神社に比定する説がある。もと山王社と称し、三国湊の産土神として信仰されてきたが、その創建など詳細は明らかではない。「越前国名蹟考」には「神輿練物渡」と記され、大門町記録(三国町郷土資料館蔵)には、宝暦三年(一七五三)に各町内から出した山車の記録がある。天保四年(一八三三)豪商内田惣右衛門らを中心に、社殿改築が行われた(三国町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報