三升家 勝次郎(4代目)(読み)ミマスヤ カツジロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 の解説

三升家 勝次郎(4代目)
ミマスヤ カツジロウ


職業
落語家

本名
本多 吉之助

別名
前名=富士松 ぎん楽,柳亭 右龍,柳亭 小燕三,柳亭 燕雀

生年月日
慶応4年 2月

出身地
東京・浜町

経歴
油商を営んでいたが、音曲師の2代目富士松ぎん蝶の門人となりぎん楽を名乗る。のちに初代柳亭左龍門に転じ右龍と改名。さらに2代目柳亭燕枝門下で小燕三から燕雀となる。その後、3代目三升家勝次郎没後まもなく4代目勝次郎を襲名した。大正9年頃は一時、春の家駒之助の三味線で掛合噺をしていたが、音曲師として先代の芸をしのぐことは出来なかった。カッパの勝次郎と呼ばれて人気を得た。

没年月日
大正12年 8月7日 (1923年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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